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町田市・相模原市の大学で選挙啓発 「若年層の投票率」向上へ

ゼルビー、めいすいくん、アップくん、ガミティ(写真左から)が学生に投票を呼びかけた

ゼルビー、めいすいくん、アップくん、ガミティ(写真左から)が学生に投票を呼びかけた

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 参議院議員選挙の告示日の6月22日、桜美林大学(町田市常盤)で投票を呼びかけるキャンペーンが行われた。

選挙啓発活動の様子

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 投票率が最も低い10~20代の投票率向上を目指した啓発活動の一環で、大学での取り組みは今回が初めて。

 町田市と相模原市に、両市のホームタウンチームであるFC町田ゼルビア、SC相模原が協力。明るい選挙キャラクター「めいすいくん」、相模原市選挙啓発キャラクター「アップくん」、FC町田ゼルビアのゼルビー、SC相模原のガミティの4体が学生に投票を呼びかけた。

 今後、両市内の青山学院大学、麻布大学、和泉短期大学、北里大学、相模女子大学、昭和薬科大学、女子美術大学、東京家政学院大学、法政大学、和光大学で、選挙啓発ポスターの掲示、ホームタウンチームロゴ入り消毒液の設置といった啓発活動を行う。

 町田市選挙管理委員会事務局の担当者は「今日をきっかけに投票に行ってみようと話す学生もいた」と話す。

 桜美林大学の学生の出身高校の約6割は東京都と神奈川県で比較的多いが、大学によっては通学のために一人暮らしをして、住民票を移していない学生が多そうだ。各種アンケートによると学生が投票に行かない理由は、「現在の居住地のある市町村で投票できない」が多い。「不在者投票を活用してほしい」(同担当者)。

 不在者投票は選挙期間中、出張や帰省、学業などにより遠方に滞在している場合に、滞在先市区町村の選挙管理委員会などで投票できる制度。投票日の前日まで投票できるが、投票用紙の請求→投票用紙の受け取り→持参投票が必要で、手続きに時間がかかる。

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