第100回箱根駅伝で2年ぶり7度目の総合優勝を達成した青山学院大学が1月28日、練習拠点の同大相模原キャンパス(相模原市中央区淵野辺5)最寄りの淵野辺駅周辺で優勝報告会とパレードに参加した。
凱旋パレードは、2022年の優勝時にはコロナ禍の影響で行われなかったため4年ぶりの開催。優勝報告会では、箱根駅伝に出場した選手10人を含む12人の部員と原晋監督らが特設ステージに上がった。
原監督は「4年ぶりにこの男、このチームが帰ってきました。箱根駅伝は何が起こるか分かりません。人生も何が起こるか分かりません。負けと思ったら負け。我々も、皆さま方も、『負けてたまるか大作戦』と称して、人生、ハッピーに頑張ってまいりましょう」と力強くあいさつ。
志貴勇斗主将は「今年の大会は、優勝できるかできないかという中で、優勝にたどりつくことができた。チーム一丸となって頑張ってきたこと、たくさんの方々の応援や支えがあってこの舞台に立つことができた」と感謝した。
報告会の後、原監督と志貴主将はオープンカーで、ほかのメンバーたちは優勝カップや優勝旗を掲げながら相模原キャンパスに向かって約300メートルをパレード。途中、2区区間賞の黒田朝日選手(2年)、3区区間賞の太田蒼生選手(3年)、原監督の妻・美穂さんらがスピーチし、沿道の観客3万3000人が声援を送った。
主催団体の一つ「にこにこ星ふちのべ商店会」は、パレードに合わせて能登半島地震被災者支援募金活動を行い、臨席した本村賢太郎相模原市長、原監督らが来場者に協力を呼びかけた。