Fリーグディビジョン1第1節が6月2日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で行われ、ペスカドーラ町田がシュライカー大阪に7対1で勝利した。観客数は1622人。
町田は昨シーズン、あと一歩のところで優勝を逃し、リーグ前哨戦のカップ戦決勝でも同じ名古屋オーシャンズに残り数秒で敗れた。
悲願の初優勝を期して臨む今シーズン。チームには、森岡薫選手と本田真琉虎洲選手という町田で活躍したベテランプレーヤー、スペインのチームに移籍していた毛利元亮選手が復帰。育成組織からは三宅悠斗選手がトップ昇格してメンバー入り。「メンバー選考は本当に大変だが、うれしい悩み」(小川亮監督代行)という厚い選手層で、昨シーズン3位の大阪との開幕戦を迎えた。
試合は開始33秒、森岡選手のFKをクレパウジ・ヴィニシウス選手が合わせて先制。ここ3シーズンの開幕戦を落としていた町田が、両ベテラン選手によるセットプレーで勢いづく。野村啓介選手、伊藤圭汰選手、毛利選手の3連続ゴールで大阪を突き放すと、この試合3回目の第2PKで森岡選手がネットを揺らす。森岡選手は前半だけで1ゴール2アシストの活躍、町田復帰戦で再び存在感を見せた。
町田が5点リードしての後半、大阪が終始パワープレーを展開するも、磯貝飛那大選手と野村選手のシュートで町田がさらにリードを広げて快勝した。
試合後、キャプテンの伊藤選手は「去年はあと勝ち点1さえあれば優勝できていたはずだったので、『どの試合も決勝戦のつもりで戦おう』とシーズン前から話していた。本当に大事な試合だということを感じながら臨めた」と振り返り、今季のチームについて、「去年のベースがあるところに経験のある選手が入ってきてくれたことは、すごく心強い」と手応えを明かす。
町田の次のホームゲームは6月16日、Y.S.C.C.横浜と対戦する。