SC相模原は6月18日、戸田和幸監督を解任した。
戸田さんは相模原市出身の46歳。地元の少年サッカーチームで育ち、2002年の日韓ワールドカップで活躍。トットナム・ホットスパーズ(イングランド)など海外でもプレーした。FC町田ゼルビアにはJ2初昇格の2012シーズンに在籍。サッカー解説者としても活躍し、慶応大学や一橋大学、SHIBUYA CITY FCで指導者を務めた。
昨シーズンより自身初のプロキャリアとしてSC相模原の監督に就任。Jリーグでの実戦経験がほとんどない若い選手を中心にチームを作り上げてきた。J2昇格の目標を掲げて臨んだ今シーズンは、現時点でプレーオフ圏外の9位。直近2試合は下位チームに敗れていた。
解任理由について、平野孝スポーツダイレクターは「今シーズンの目標であるJ2昇格に向けクラブとして今後も継続的に挑戦し続けるため、第17節を終えたこれまでの道程と現時点でのチームの状況に鑑みて総合的に判断しこの結論に至った」と説明。
戸田監督はサポーターに向けて、「昨シーズンから毎試合、若く不安も多かった若い選手達を必死に励まし支え続けてくれたサポーターの皆さん、あなた達は僕にとってまさに文字通り同志だと言える存在でした。あなた達があなた達でなかったなら、僕はここまで頑張っては来られなかったと思います。若くプロとしてこれからの選手とチームを自分と一緒に励まし支えて欲しいという自分からの働き掛けに真正面から向き合ってくれたあの日から、自分と皆さんは同志となりました。どんな時も決して選手達を非難する事なく、出来るようになる事を期待し勝利出来るようになる事を期待し、とても忍耐強く笑顔を忘れず毎試合毎試合支えてくれた事を忘れる事はありません。選手とチームにはあなた達が必要です、是非これからも変わらぬ皆さんでいてください。自分を信じて共に闘ってくれた全ての人達に心から感謝しています、1年半ありがとうございました(原文ママ)」とメッセージを送っている
今後、高橋健二ヘッドコーチが暫定的にチームの指揮を執る。