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ハス香る「あぶらとり紙」-町田の障がい者施設とギャラリーが共同開発

町田産ハスの香りを漂わせる「あぶらとり紙」

町田産ハスの香りを漂わせる「あぶらとり紙」

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 町田産ハスの香りを漂わせる「あぶらとり紙」が4月1日、発売された。ハスの栽培と製品を手掛ける「社会福祉法人まちだ育成会・町田市大賀藕絲(ぐうし)館」(町田市下小山田町)とギャラリー「<季の風>(ときのかぜ)」(玉川学園2)の共同開発。

町田市大賀藕絲館のハス田

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 「大輪の美しい花に目を奪われて、香りはあまり意識されていないが、朝5時頃から10時頃までのハス田は、馥郁(ふくいく)とした神秘的な香りにつつまれる」と同ギャラリー主宰の塩澤珠江さん。

 「日本蓮学会」事務局長でもある塩澤さんが昨年5月、「大賀藕絲館の新たな収入源になる商品をつくろう」と同施設に提案。香料会社に依頼して、早朝に咲くハスの香りを再現すべく、試行錯誤を重ねた。

 ハスの香り成分をしみ込ませた台紙をあぶらとり紙のパッケージに入れ、紙を取り出す度に香りが漂う。パッケージ写真には、同施設が開催している「蓮の写真コンクール」の入賞作品を使った。

 「これからの季節、小さなプレゼントになる」と塩澤さん。価格は420円(天然マニラ麻配合紙100枚入り)。同施設とギャラリー、町田市観光コンベンション協会「町田ツーリストギャラリー」(原町田4)で販売する。ホームページから地方発送の申し込みも可能。

 大賀藕絲館は障がい者の働く場として1978年にハスの栽培と製品作りをスタート。薬師池公園の約3倍の広さのハス田を持っている。ハスを栽培・製品化している障がい者施設は全国でもここだけという。毎年7月最後の週末には「蓮まつり」を開催。「蓮の花」「蓮の実ケーキ」「蓮の実おこわ」なども販売する。

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