手打ちそば店「粉練（コネリ）」（町田市原町田2、TEL 042-850-9160）が5月24日、JR町田駅そばにオープンした。店舗面積は約15坪。席数はカウンター5席、テーブル10席、小上がり6席の計21席。

そばを作る店主の原田さん

　町田・成瀬台の「そば茶房ひろじ」が屋号を変えて移転。店主の原田和彰さんは父親が経営していた同店で一茶庵のそば作りの技術を学んだ。店名には「そば粉を練っている時の香りにいつもワクワクする」という感情を込めた。繁華街から少し離れた立地で、地域密着型の経営を目指す。

　白を基調としたモダンなイメージの店内に天然素材で仕上げたテーブルを配置。小さい子ども連れにも対応する小上り、店の外からも見えるそば打ちスペースを作った。「重厚なイメージのそば店が多いが、若い人を含めて多くの人にゆっくりしてほしいので、敷居を下げた店作りを心がけた」と原田さん。

　国産そば粉は4～5日で産地を変え、石臼でひいたものを毎日手打ちする。「その時期のおいしいそばを提供するだけでなく、お客さんに関心を持ってもらえる。ガレットやクレープなど素材をアレンジしたメニューにも取り組んでいる」

　メニューは「せいろ」（650円）、つけ汁にトマトを使った「赤いつけそば」（950円）、日替わり天せいろ（1,050円）のほか、「富山湾の白えびのかきあげ」（700円）、「青森県産本鴨焼き」（1,050円）、「そば焼き味噌」（400円）などつまみメニューも取りそろえる。ドリンクは一ノ蔵（500円）、加賀鳶（700円）などの日本酒を中心に果実酒やカクテルなども提供。客単価は1,800円。

　オープン後、20代の客が増えているという。「若い人に飽きられないメニューを提供したい。カフェタイムも充実させる予定」と話す。

　営業時間は12時～24時（そばが売り切れの場合あり）。