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町田市、芹ヶ谷公園「芸術の杜」計画を見直しへ 市民ワークショップ開催も

芹ヶ谷公園

芹ヶ谷公園

 町田市は、芹ヶ谷公園「芸術の杜」整備計画について、大幅な見直しを進めている。近年の建設資材価格の高騰や建設技術者不足の影響を受け、関連工事の入札が不調・中止となるケースが相次ぎ、事業の進捗に遅れが生じているためだ。

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 同計画は、中心市街地に隣接する芹ヶ谷公園を、自然と文化芸術が融合した新たな交流拠点として整備するもの。美術館での鑑賞に加え、町田の文化芸術活動や豊かな自然を学び体験できる「新しい体験型の公園」を目指している。しかし、市は建設市場を取り巻く環境が不透明であるとして、より実現性の高い事業計画への再構築に向け、従来計画にこだわらず、施設の配置や規模なども含めて見直しを進める方針を固めた。

 背景には、計画の中核施設である(仮称)国際工芸美術館を巡る経緯がある。同施設は当初、市立博物館の収蔵資料を活用する拠点として構想されたが、その後は公園全体を文化芸術空間として再編する「パークミュージアム」構想の中核施設として位置付けられるようになった。一方で、設計の具体化が進む中で事業費が増加し、施工条件の難しさも重なり、工事入札は3度にわたり不調となった。市民からは事業費や公園環境への影響を懸念する声も上がっている。

 市は、所蔵する約4000点の工芸資料を貴重な文化資産と位置付けており、国際工芸美術館の整備については引き続き必要との考えを示している。今後の見直し作業を通じ、施設配置や規模、整備手法の最適化を図る考えだ。

 今後の進め方について、市は市民との対話を重視する。5月に開催した「芹ヶ谷公園“芸術の杜”を語る集い」に続き、第2弾を8月11日と12日の2日間、町田市立国際版画美術館講堂で開催する。会場では、これまでの経緯や見直しの検討状況を説明し、オープンハウス形式で広く意見を募る。

 さらに市は、11月以降に全8回程度の市民ワークショップを予定している。公募や関係団体などが参加し、施設の規模や配置、事業コスト、公園全体のデザインなどについて議論を深める。市民意見を計画に反映させる支援業務については、現在プロポーザル方式で事業者を公募しており、多角的な視点から将来の公園像を検討する。

 市は今回の見直しを、社会経済情勢の変化を踏まえた計画再構築の機会と位置付ける。市民説明会やワークショップでの意見集約を進めながら、芹ヶ谷公園の将来像と文化施設の在り方を改めて検討し、実現性の高い事業計画の策定を目指す。

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