日本フットボールリーグ（JFL）後期第2節が7月12日、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドで行われ、FC町田ゼルビアは流通経済大学に4対1（前半0対1）で逆転勝利した。

　前節の佐川印刷SC戦で、細かいパスを素早くつなぐ中央突破や、サイドを個人技で突破する攻撃など期待が持てる内容を見せたゼルビア。前期2対1で勝利した流通経済大学とアウエーで対戦。

　前半は低調な出来。相手の積極的なプレスやピッチコンディションの悪さに苦しみ、パスがつながらない。34分には、スローインから相手選手をフリーにしてしまい、こぼれ球を押し込まれて先制を許す。ハーフタイム、「オドオドするな！ 後半は意地を見せろ！」と戸塚監督のげきが飛ぶ。

　後半は、アグレッシブさを取り戻したゼルビアの一方的なペース。開始早々49分、MF石堂選手のフリーキックをFW山腰選手が押し込み同点。60分と62分にはMF柳崎選手が立て続けにゴールを奪い3対1。76分にも、柳崎選手のスルーパスに抜け出したFW蒲原選手がゴールキーパーとの一対一を冷静に決め、だめ押しの4点目。後期開幕2連勝を飾った。

　試合後、戸塚監督は「後半開始早々に同点に追いつけたことが非常に大きかった。今日の後半のような試合ができれば、上位に食い込んでいけると思う。次節は非常に重要な試合。1週間、しっかりと準備したい」と話す。

　次の公式戦は今月19日、町田市立陸上競技場でガイナーレ鳥取と対戦する。