2月14日から15日にかけての大雪の影響は大きく、相模原市では18日現在でも交通まひが解消されず日常生活に支障を来している。車道にはみ出した「雪かきで寄せた雪」を避ける際にすれ違いができず、多くの交通渋滞を引き起こしているケースが多い。
相模原市緊急対策課によると、市内最大の積雪を観測したのは2月15日14時時点で緑区津久井消防署青根出張所の104センチ。中央区の相模原消防署は56センチ、南区の南消防署で23センチ。
緑区藤野地域は市内最大級の70~100センチの積雪を記録し、「ふじの温泉 東尾垂の湯」では大雪の影響で建物の一部が倒壊し、しばらく休館となったが、温泉施設そのものは無事という。
通行止めは相模原市内に8カ所(2月18日11時現在)あるが、住人の出入りは可能で、現在では完全に孤立という地域は無いという。担当者は「懸命に除雪作業をしているが、あまりの積雪量に思い通りに進んでいないのが現状」と話す。
市内のホームセンターでは除雪関連商品の品切れが目立つ。コーナン相模原小山店では雪かきスコップ、融雪剤、長靴、タイヤチェーンは全て売り切れ、今後の入荷は未定。特に問い合わせの多いスコップは2月17日に約300個の入荷があったが、1時間半で売り切れたという。
今週半ばにも再び雪が降る可能性がある。相模原市緊急対策課(TEL 042-707-7044)では、不明点や不安な点は何でも問い合わせしてほしいと呼び掛ける。