この記事を8月6日に書いています。
そうです。リオデジャネイロオリンピックの開催日です。
4年の一度のスポーツの祭典。
「なんだかんだで」始まり、「なんだかんだ」言っても出場をしないのに、画面越しでしか感じることはできないのに、この昂揚感や緊張感は、やはりいいものです。
サッカー好きが多い町田のみなさんにとってはサッカー日本代表の初戦を肴にヤケ酒を飲んだ人もいるかもしれませんね。
この世界の人々の魅了するこのオリンピック・パラリンピックに町田市からの選手が出場しています。
町田市出身は4人。ひとつの市から出場する選手の数としてはかなり多いです。
この4人のうち、海外に拠点を置く陸上男子5,000メートル、1万メートルの代表・大迫傑選手(金井小学校、金井中学校出身)以外とは取材でお会いすることが出来ました。
関根花観選手(金井小学校、金井中学校出身)は女子1万メートル代表。
中学、高校と駅伝の舞台で活躍、20歳でむかえる今回のリオオリンピックには2015年のIAAF(国際陸上競技連盟)が発表する世界ランキング20歳以下の女子1万メートルで1位という成績で出場です。
関根選手は代表決定後の公開練習・記者会見にて取材しました。
記者会見はたくさんの報道陣囲まれて、注目度の高さがわかります。
20歳でまだあどけなさの残る関根選手は、フラッシュの多さに戸惑い気味。
町田の想い出は?、と私が聞くと、「今も住んでいるので想い出はちょっと早いです」と笑顔で答えてくれました。確かに。
「でも、中学のころから、市民のみなさんにすごい応援をされてきてことは、励みになっています」
陸上を始める前はダンスをしていたそうですので、気晴らしは音楽、かと思いましたが
「漫画です。しかも、少年系の」
質問をするたびに、笑顔ではにかみながら答える関根選手。
その体のどこに1万メートルを駆け抜ける力があるのだろうか、と首をかしげるほど小柄な選手です。リオの空でも快走することでしょう。
体操女子団体代表の内山由綺選手(南第四小学校、南中学校出身)は、昨年に続き2度目の取材になります。
その際も「オリンピックに出たい」と力強く語っていました。そして、今回はオリンピックウェアの赤いスーツを着た内山選手に取材。私の印象では、天真爛漫で、いつもたくさんの人の輪の中で笑顔でいる選手。そんなイメージがあります。
内山選手にリオの意気込みを聞くと「みんなに笑顔を届けたい!」。
たくさんの人々からもらった「笑顔」を「笑顔」で恩返し。
新聞などでは内山選手の特徴は「長い手足」とありますが、その笑顔も注目です。
「オリンピックで活躍して、町田が東京都であることを証明します」
私は、内山選手の取材などでの独特な言い回しが結構お気に入り。
リオではどんな名言を残してくれるのか、楽しみです。
町田出身ではありませんが、シンクロ女子の小俣夏乃選手も町田にゆかりのある選手です。
鶴川駅近くにある国士舘大町田キャンパスの所属。
シンクロ女子では一番若く、一番小柄な選手である小俣選手。
鶴川の印象は「緑の多いところ」。シンクロ日本代表の特徴は「組織でそろった演技ができるところ」。日本のお家芸と言われるシンクロに町田ゆかりの選手がいるというのも今回のオリンピックの見どころですね。
パラリンピック・パラサイクリングタンデムでは鹿沼由理恵選手が出場します。
町田第六小学校、町田第二中学校、都立山崎高校出身とまさに町田っこ。
お気に入りの町田は「町田駅まわり」ということで、「ずっと町田で生活を生活をしてきたので、町田が好きです」。
もともとはバンクーバーパラリンピックにも出場したクロスカントリー選手。
怪我で転向した自転車でも実力を発揮しています。
メダルの期待がかかる選手です。
他にも町田にゆかりのある選手はいます。
今回は私が取材した4人の選手を紹介しました。
4人が共通して言った言葉があります。
「町田、好きです」
町田のみなさん。
夜更かしの準備はできていますか?
町田から世界に挑む選手たち。
世界中が熱狂するその舞台に彼らはいます。
その躍動
その息吹
その笑顔
町田が生んだヒーローを見逃さないように。
さあ
リオデジャネイロオリンピック、開幕です。