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初心者も手ぶらで農業-JA町田市、「農業体験農園」利用者を募集

農業体験農園の講習会の様子

農業体験農園の講習会の様子

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 JA町田市(町田市森野2、TEL 042-850-9211)が現在、農業体験農園の利用者を募集している。

 農業体験農園は、農家が種・苗・農具・肥料を準備し、農作業のノウハウも合わせて公開する農園。初心者でも手ぶらで本格的な野菜作りが楽しめ、「農業のカルチャースクール」の要素を併せ持つ。

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 野菜の作付け計画から種苗の品種の選択、供給を農家が行うため、利用者が自由に野菜を作ることはできないが、年間20種類以上の旬野菜を収穫できる。利用者は講習会(週1回、月2回程度)に参加し、農家の指導の下、野菜の植え付けから管理、収穫までを行う。

 「農業体験農園に取り組む農家が近年増えてきたので、JAが窓口となり、募集の支援をすることになった」と担当者の八木さん。若い人から高齢者まで幅広い年齢層の利用者がいるという。「土地を借りて自ら耕作する市民農園とは異なり、農家の指導を受けられる点が好評」。

 七国山で兼業農家を営む榎本一雄さんは昨年に続き利用者を受け入れる。「指導料収入が得られるほか、農業相続が認められることから農業体験農園を始めた」と説明する。市内の販売農家は約500戸。ほとんどの農家が兼業だ。「農業だけで生計を立てることは難しいため、息子に跡を継げとは言えない。一方で農地の維持には人手が掛かる。農園によって利用者にサービスを提供しながら農地も維持できる」(榎本さん)。

 講習会では作業手順を書いたメモを配布し実演も行う。「配水しないこと、害虫がたくさんつくこと、無農薬では野菜ができないことなど、利用者のほとんどは予想外の出来事に驚かれる」という。「市民農園で野菜をうまく作れなかった人が農業体験農園に移ってくる一方、ここで方法を学んでから、『自由に野菜をつくりたい』と市民農園に移る人もいる」とも。

 榎本さんは今年、募集区画数を増やした。「予想以上の収穫量が得られて好評だったため、継続の申し込みを多く頂いている。食べきれない野菜をご近所に配ることで近隣関係が良くなったという話も聞く。利用者の交流会を開催するなど、楽しんでもらえるように工夫しているので、より多くの方に農業を体験していただきたい」と利用を呼び掛ける。

 農業体験農園は市内の農場5カ所で募集する。1区画=30平方メートル。利用期間は4月~来年3月。料金は4万2,000円(農具・種・苗などの代金含む)で全農場共通。利用希望者は2月10日(消印有効)までに往復はがきで申し込む。応募多数の場合は抽選。

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