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子どもに親しまれた「木登りの木」をアート作品に 版画美術館で企画スタート

伐採するエゴノキに集まったアートプロジェクトのメンバー、せりがや冒険遊び場のスタッフ、版画美術館の学芸員

伐採するエゴノキに集まったアートプロジェクトのメンバー、せりがや冒険遊び場のスタッフ、版画美術館の学芸員

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 芹ヶ谷公園の伐採木を生かすアートプロジェクトが12月12日に始まった。

エゴノキにお別れする子ども

 プロジェクトは、公園内の町田市立国際版画美術館(町田市原町田4)で来秋開催予定の美術作家・田中彰さんの個展に向けた作品制作の一環。

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 旧都営住宅地跡地への公園拡張に伴うスロープ整備で伐採されることになったエゴノキは、プレーパーク「せりがや冒険遊び場」で子どもが頻繁に木登りをしていたという。伐採に先立って8日、プレーパークに関わる高校生の発案で、感謝メッセージを伝える短冊をエゴノキにかけるお別れ会を開いた。

 伐採当日、田中さんのプロジェクトチームのメンバーは、周りの土を掘って木を倒し、木の成長と逆の順番で大きな枝を断ち落とし、根と一緒にていねいにトラックの荷台に積み、アトリエのある茨城県に運んだ。田中さんらは今後、町田市内で取材を行い、その成果を作品制作に生かすという。

 「人間といい形で交流を持てた木を、アート作品として再生していければ」と同美術館学芸員の町村悠香さん。

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