全国クラブチームサッカー選手権決勝戦が11月5日、仁賀保運動公園多目的広場（秋田県にかほ市）で行われ、S.C.相模原が愛知FCを2対0（前半1対0）で下し、初優勝を飾った。

　S.C.相模原は、県大会（7月）と関東大会（9月）で上位リーグに所属するチーム相手に快勝し、同大会への出場を決めた。11月1日の初戦では、長良クラブ（東海／岐阜）相手に2対1と苦戦したものの、2回戦でなんこくトラスターFC（四国／高知）に11対0で圧勝すると勢いに乗り、準々決勝では岩見沢FC 北蹴会(北海道)に3対1で快勝。準決勝では、大分FC VALENTE 2017（九州／大分）に先制される苦しい展開となったが、延長戦で2点を追加し勝ち抜けた。

　決勝戦では、前半23分にFW森谷選手が相手GKと1対1から冷静に流し込み先制。後半6分には、左サイドからのパスをDF奥山選手が決め、2点目。そのまま相模原は優勢に試合を進め、2対0で勝利した。

　今年2月に創立されたS.C.相模原は神奈川県3部リーグ所属。代表は元日本代表Jリーガーの望月重良さん。水野和樹監督兼選手（元JFLアルテ高崎）、坂井洋平選手（元横浜FC）、鈴木健太選手（元ヴァンフォーレ甲府）とプロ契約し、「Jリーグ参戦」を目指す。2009年度からは同じく元日本代表Jリーガーの名良橋晃さんを総監督に迎えジュニアユースチームをスタートする。