相模原市は11月30日、伊勢丹相模原店跡地(相模原市南区相模大野4)に建設する「(仮称)相模大野4丁目計画」の環境影響評価方法書を公表した。事業者は野村不動産(東京都新宿区)。
敷地面積は約1万187平方メートル。地下3階・地上45階、高さ約170メートルの高層棟と地下3階・地上2階、高さ約15メートルの低層棟を配置し、既設ペデストリアンデッキと相模大野グリーンホール歩行者専用デッキをつなぐ公共歩廊デッキを新たに設ける。高層棟は1~2階に商業・地域貢献施設などを設け、3階以上は共同住宅。低層棟は地下1~3階・1階に駐車場、2階に商業・地域貢献施設を設ける。地域貢献施設は保育所を想定する。延べ面積は約8万5000平方メートル。
高層棟は、地上33階・115メートルのTHE HASHIMOTO TOWER(緑区橋本6)や地上26階・103メートルのプラウドタワー相模大野を大きく上回る市内最高。110メートル案との比較で、工事影響や景観の負荷があるものの、相模大野中央公園への日影の影響が低減でき、最適な案と判断した。工事開始は2021年11月、共用開始は2025年5月をそれぞれ予定する。
環境影響評価方法書は来年1月4日まで市ウェブサイトや区役所の行政資料コーナーなどで公開し、環境保全の見地からの意見書の提出を受け付ける。方法書の事業者説明会は12月16日19時~と同19日10時~の2回、相模女子大学グリーンホール(南区相模大野4)で開く。