企画展「出来事との距離-描かれたニュース・戦争・日常」展が6月3日より、町田市立国際版画美術館(町田市原町田4)で開かれる。
古今東西の作家がニュースや戦争にどう向き合ったかを作品から探る同企画。展示は、「ゴヤが描いた戦争」「戦地との距離」「浮世絵と報道」「ニュースに向き合うアイロニー」「若手アーティストの作品から」の5章立て構成。
主な出品作家は、フランシスコ・ゴヤ、月岡芳年、小林清親、畦地梅太郎、浜田知明、馬場檮男、石井茂雄、郭徳俊、松元悠、土屋未沙、小野寺唯、ソ・ジオ。出品点数は約150点。
若手アーティストで特集する松元悠さんは、メディアやSNSが伝えるニュースの現場を訪れて想像を働かせ、当事者の姿を自画像で描くことで、日常と地続きにある「事件と人間の不可解さ」を表現する。
関連イベントとして、松元悠さんのアーティストトーク(6月17日14時)、担当学芸員によるギャラリートークなどを予定する。
開館時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌火曜休館)。観覧料は、一般=800円、大学・高校生=400円、中学生以下無料。7月17日まで。