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相模原産ダチョウ「タコス」を移動販売-牧場と元スペイン料理シェフがコラボ

ダチョウ牧場主の麓さん(左)とタコス店主の中村さん

ダチョウ牧場主の麓さん(左)とタコス店主の中村さん

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 タコスの移動販売を手掛ける「BARCO(バルコ)」は7月、神奈川県内唯一のダチョウ牧場「スマイルオーストリッチ」(相模原市中央区田名)とコラボレーションしたダチョウタコスの販売を始めた。

相模原産のダチョウを使ったタコス

 スパイスや酢などでマリネしてから、低温の油で2時間煮込んだすじ肉とザワークラウトをレタスとトルティーヤで巻いた同商品。価格は600円。スペイン料理店のシェフだった中村圭祐さんが考案した。「ダチョウのすじ肉は硬くて食べにくい。融点が25度くらいのダチョウの油でコンフィすることですじが取れて歯切れが良くなる。肉の食感を生かすことができた」と話す。

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 同牧場が飼育するダチョウ肉は生産量が少なく、レストランや日本料理店など限られた店でしか食べることができなかった。同牧場の麓善五郎社長は「地元の新名物として『ダチョウバーガー』を売り出す計画もあった。より多くの人にダチョウの肉を食べていただきたいと考えていたときに中村さんと出会った」と振り返る。

 同社は昨年9月までダチョウカレー店を経営していた。「1羽からとれる肉の量が少ないので、余さず肉を使いたいと思い、レストランではあまり使わないすじ肉を使ったカレーを提供していたが、加熱すると硬くなる肉の調理法に苦労した。中村さんは肉の下処理の技術を持っている」

 震災以降、肉の販売量は減っているという麓社長。「手軽に食べられる商品、卵や油などの副産物を使った商品に力を入れていきたい」と話し、中村さんは「移動販売を始めたばかりなので、これから販売場所を増やしていきたい」と、それぞれ意気込みをみせる。

 タコスは、市内2カ所の朝市で販売する。開催日は、TSUTAYA相模大野店駐車場(相模大野5)=第1・3日曜、相模原市農協上溝支店駐車場(中央区上溝7)=第2・4日曜。7時~8時。同牧場を団体で見学する場合、タコス販売の予約も受け付ける。

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