女優・エッセイスト室井滋さんの文化講座が12月11日、新百合ケ丘駅前の昭和音楽大学北校舎（川崎市麻生区万福寺1）で開かれる。企画制作は「KAWASAKIしんゆり映画祭」などを主催するNPO法人KAWASAKIアーツ（万福寺1、TEL 044-953-7652）。

　同NPOが「おざなりのトークやインタビューでは見えてこない、本質に触れた言葉を聞きたい」という思いから企画した講座は今回が7回目。毎回、各分野の第一線で活躍する文化人を招いている。

　室井さんは1981（昭和56）年の「風の歌を聴け」で劇場映画デビュー。「のど自慢」（1999年）で、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど数々の映画賞を受賞。最近では「女の悩みはいつもマトリョ－シカ」（青春出版社）、「しげちゃん」（金の星社）など、執筆活動にも精力的に取り組んでいる。

　当日は、「読み聞かせ」をキーワードに、子どもから大人まで楽しめる「本と表現」の世界について話す。相手役は脚本家の白鳥あかねさん。室井さんの父と大学の同窓生だったことから、早稲田大学で女優活動を始めた室井さんのうわさを聞き、デビュー前から見守っていたという。長く親交ある2人が人生や表現について語るほか、映像上映や朗読なども予定する。

　開演は14時。参加費1,200円。問い合わせとメール予約はKAWASAKIアーツまで。