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相模原に自然食品・無農薬野菜メーンの食堂-木造平屋改装し夫婦で開業

食材、レシピ同様、オープンな厨房で働く小沼さん夫婦

食材、レシピ同様、オープンな厨房で働く小沼さん夫婦

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 自然食品や無農薬野菜を使った定食とカレーがメーンの「よも食堂」(相模原市中央区矢部3、TEL 042-812-9324)が3月24日、矢部駅そばにオープンした。

木造平屋住宅を改装した店内

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 「誰もが安心して食べられる食材を使う」ことを基本に、昔からある日本の家庭料理や発酵食を提供する同店。店主の小沼良樹さんは、JA全農いばらぎが運営する農業体験型レジャー施設「ポケットファームどきどき」内のレストランで3年間、料理を担当。その経験を生かして、全国各地から食材を取り寄せる。店は良樹さんと朋子さんの夫婦で切り盛りする。

 築45年の木造平屋建ての住宅を改装した店舗の面積は約12坪。床板やテーブルの天板に古材を使い、アンティーク家具を置いた店内は昭和の落ち着いた雰囲気を漂わせる。玄関を入ると正面にかつての台所を改装したという開放的な厨房が見渡せる。店内には靴を脱いで上がる。席数は12席。

 全食材の産地をメニューに記載し、砂糖、塩、しょうゆなどの調味料は店内で販売。料理は、相模原周辺の無農薬・無肥料自然栽培農家の旬の野菜を中心に使う。「食材とレシピは全て公開している」と朋子さん。

 主なメニューは、ご飯(白米または三穀米)、みそ汁、魚・肉・大豆から1品を選ぶ主菜、小鉢2品、漬物をセットにした「よも定食」(1,000円)、野菜ベースのカレーライスに小鉢1品、自然米と酒蔵の乳酸菌だけでできた米発酵飲料「米グルト」をセットにした「よもカレー」(900円)。ドリンクセットとデザートセットはそれぞれ200円追加。「だしをしっかり取ることで、うま味が感じられる薄味のやさしい味付けを心がけている」(良樹さん)。

 デザートはガトーショコラ、こうじと豆腐のケーキ、シフォンケーキ(全て400円)、デザートドリンクセット(780円)など。ドリンクは有機栽培コーヒー(450円)、穀物コーヒー、りんごジュース(以上400円)、米グルト、自家製甘酒(以上250円)。アルコールは有機農法ビールや福島県金宝酒造の特別純米酒、焼酎、酸化防止剤不使用の国産ワイン、梅酒などを取りそろえる。ランチの客単価は1,000円。

 オープン1週間、宣伝はしていないというが週末は入店待ちも出る。「夫婦2人で営業しているので、お待ちいただくこともある。きちんとサービスができるペースを守っていきたい」と良樹さん。「夜の営業、弁当や総菜の販売も行う予定。相模川沿いに借りている畑で無肥料自然栽培にも取り組む」とも。

 営業時間は11時30分~18時(15時~18時は喫茶タイム)。火曜と第1・3・5水曜定休。

※2018年5月に閉店

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