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町田・芹ヶ谷公園に常設型「冒険遊び場」-市内第1号

せりがや冒険遊び場

せりがや冒険遊び場

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 子どもが自然の中を自分の責任で自由に遊び、冒険や体験を通して成長する「せりがや冒険遊び場」が9月24日、芹ヶ谷公園(町田市原町田5)の斜面緑地にオープンした。

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 プレーパークとも呼ばれる同遊び場の面積は約4500平方メートル。常時2人の有償プレーリーダーを配置する。都市公園内の「常設型」冒険遊び場は市内初。これまでは、相原中央公園や野津田公園などで「定期開催型」冒険遊び場が開かれていた。

 活動団体は、公募で選ばれたNPO法人「子ども広場あそべこどもたち」。同NPOは成瀬台の私有地で15年間、「三つ又冒険遊び場たぬき山」を運営していたが今年3月末に閉園。同公園に活動の場を移した。

 都市公園は特定の団体や個人が継続的に独占利用することはできないが、今回の取り組みに当たって、町田市は公園緑地課から児童青少年課へ公園管理行為の一部を渡す制度設計を行い、「常設型」を実現した。市内の公園などに今後、順次設置する予定。

 「公園の中に冒険遊び場を作ってもいいという規則を作ったのは、この辺りでは町田だけ」と石阪丈一町田市長。「あとは自分たちで企画してさまざまな遊びを提供してほしい。大人が見守ってくれるので、安心して勝手に遊んで、けがをしたら自分の責任」などと23日に行われたオープニングイベントであいさつした。

 同イベントには親子を中心に約1000人が参加。木登りや綱渡り、ブランコ、ベーゴマ、木工作、マシュマロ焼きなどを楽しんでいた。同NPO代表理事の大野浩子さんは「屋内フリースペースでは物足りない、元気を持て余している子どもなどに思い切り遊んでもらいたい」と話す。

 開園時間は、10時~17時30分(9月まで)、10時~16時30分(10月~2月)。月曜・火曜閉園。入場無料。

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