WEリーグ クラシエカップ グループステージ グループB 第1節が9月2日、相模原ギオンスタジアム（相模原市南区麻溝）で行われ、ノジマステラ神奈川相模原はアルビレックス新潟レディースに2対1で勝利した。入場者数は503人。

　相模原の今季初戦。オフシーズンにスプリント力を強化した相模原が厚みのある攻撃で先制。藤原加奈選手からのマイナスのパスを榊原琴乃選手がゴール右上に蹴り込む。しかし直後のPKからの混戦で失点してしまう。

　「得点直後の失点はネガティブになるので、なるべく避けたいとミーティングで話していた。ただ、試合時間は残っているし、チームの雰囲気として、『今日はいける』という感じがあったので、『下を向かずに次にいこう』と声をかけた」（川島はるなキャプテン）

　1対1で折り返した後半、相模原は攻守の切り替えが機能し、新潟のビルドアップを阻止しながら度々チャンスをつくる。65分、片山由菜選手の守備ライン裏へのパスに走り込んだ大竹麻友選手が相手選手をかわしてゴール左隅にシュート。新潟の反撃をしのぎ、初戦を白星で飾った。

　「苦しかった昨シーズンの振り返りからシーズンを戦うなかで初戦はすごく大事になるとチームで話していた。この試合を決勝という気持ちで戦って勝ったことに大きな意味がある」と川島選手。次戦に向けて、「勝った次の試合もすごく大事になる。今日の戦いからさらに積み上げられるように準備して臨みたい」と意気込みを見せる。

　次のホームゲームは9月22日のWEリーグ第2節、大宮アルディージャVENTUSと対戦する。