町田ゼルビア、初先発選手らの奮闘で強豪Honda FCに勝利

試合後、サポーターにあいさつするゼルビア選手

試合後、サポーターにあいさつするゼルビア選手

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 日本フットボールリーグ(JFL)前期第15節が6月12日、町田市立陸上競技場(町田市野津田)で行われ、FC町田ゼルビアはHonda FCに1対0(前半0対0)で勝利した。観客数は2,243人。

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 前節の長崎戦を1対5で大敗し、順位を9位に落としたゼルビア。FW勝又慶典選手、DF津田和樹ら主力選手をけがや警告で欠くなか、ポポヴィッチ監督はFW山腰泰博選手、MF星大輔選手、GK修行智仁選手を先発に初起用。MF太田康介選手をDFにコンバートした。対するHonda FCは2位ながら、ここ2試合は連敗中。

 試合はゼルビアの山腰選手が前線で攻撃の起点となり、遠目からも積極的にシュートに持ち込む。Hondaはラインを下げて守備を固めつつ、ボールを奪うと素早くカウンターを仕掛ける展開。

 これまで出場機会の少なかった選手が奮闘し、強豪相手に主導権を握ると後半52分、右サイドのペナルティーエリア付近でパスを受けたMF鈴木崇文選手がドリブルで中央に持ち込み、左足でシュート。ボールは相手ゴールキーパーの逆をついてゴールイン。ゼルビアが先制する。その後も積極的にゴールに迫るが相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれる。

 Hondaは68分に投入したFW中村祐哉選手がゼルビアのDFライン裏を狙って再三仕掛けるが、GK修行選手が鋭い飛び出しでチャンスの芽を摘むなど、終盤の猛攻を防いだゼルビアが1対0で勝利。順位を8位に上げ、前期2試合を残して天皇杯JFL出場枠の2位以内に勝ち点2差とした。

 試合後、ポポヴィッチ監督は「両チームが健闘し、素晴らしい試合になった。JFLの他の試合と比べてもレベルの高い試合になったと思う。出場した選手たちが奮闘し、これまでとまったく遜色のない、レベルの高いサッカーを披露したことは大きな価値がある。前節の敗戦から、私たちはしっかりと学ぶことができた」と振り返る。

 次のホームゲームは6月19日、AC長野パルセイロと町田市立陸上競技場で対戦する。

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