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ここにはたしか!
♯018 ライオンビル、無名軒、原町田六郵便局

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町田在住のライター&編集者の多田洋一さんが、「町田のちょっと懐かしい」を訪れ、今はなき店や出来事に思いをはせる、ゆるノスタルジー系連載。

♯018 ライオンビル、無名軒、原町田六郵便局

こんにちは、多田洋一です。本に関わる仕事をしていて、町田市在住。山下達郎のファーストアルバム「CIRCUS TOWN」をちゃんと聞いたのは、大学生になってからだったんですよね。リリース時(1976年)にFMで紹介されていて、ニューヨークとロサンゼルスで録音、ってことには驚いたんだけど、当時高校生だった私は、イギリスのややっこしいロック(プログレと呼ばれる...)にはまり始めてたんで、それほどには...ちなみに町田の学校友達のあいだでは、圧倒的に永ちゃんが人気でした。あと、キャンディーズかな。ピンク・レディーは親戚の子どもがマネしてた。

今回の写真は、原町田6丁目あたり。私の生活動線の感覚だと「町田街道から入っていったとこ」というよりは「郵便局の先をもうちょっといったとこ」って感じなんですけど、さて、ここいらへんに、むかしなにがあったか...覚えてない。いまも空き地(というか駐車場)が多く、学習塾はいつごろからできていったのかな? グリッターな外観のライオンビルの向かいに、いまも立派なお屋敷があるので、商業施設が拡がっていったのは、それほど古い時代でもないと推測しますが。調べてみたら、ホテル新宿屋がビルになったのは1974年のようで、それは、親の転勤が終わって町田に戻ってきた少しまえで、「ああ、こんなとこに新しい建物ができてる」みたいな記憶は、ある。

この一帯の雑居ビルにある飲食店には、平成になってからけっこう出没しています。焼き鳥屋「とり一」とか「けむり」とか、辛いものが食べたくなると四川料理の「無名軒」とか。つい最近放映されたアド街情報によると、薬丸さん御用達のおいしいおそば屋さん(萬両)もあるようだし、今度いってみよう! 今回は「ここにはたしか!」というより「これからも掘るぞ!」で...スイマセン。

とはいえ、この写真に看板が写ったある店には強烈な思い出があって、いまから10年、いやもうちょっとまえかな。町田第三小学校の同期会の二次会かなんかでその店に流れて、ピアノ生演奏をBGMに数人で飲んでいたんですが、席を立ったさいに弾き語りでボズ・スキャッグスの「We're All Alone」を歌っている女性を見てびっくり!

高校時代に同学年だった人。「こんな偶然ってあるのか」とも「町田って狭ぇ」とも、そのころは年に数回しか町田にこなかったので、両方思った。...でっ、なんで私が「あっ、○○○!!」と一目でわかったか告らねば。高校時代に映画に誘ったのにきてくれなくて、一人で観たという黒歴史。演奏後、少し話ができて楽しかったよ。それきりですが、いまでも通りがかって店の看板を見ると、まだ歌ってるのかな、とふと思ったりもして。

★♯003で<中華料理の「龍園」も健在>と、中町にあるお店を紹介しましたが、先日訪ねたら「この度、誠に勝手ながら平成三十年七月六日をもちまして閉店させて戴きます。四十八年間のご愛顧戴き心から感謝申し上げます。誠に有難うございました。店主」との貼り紙が。ここのラーメン(400円!)はおいしくて懐かしくてちょっと寂しくて、とても好きでした。長い間お世話になりました。

【プロフィール】
多田洋一(ただ・よういち)
フリーランスのライター&編集者。雑誌での取材や映画/テレビドラマのノベライズ等。2010年より年1回、個人主宰の文芸創作誌「ウィッチンケア」を発行。第9号は2018年4月1日に発行!
http://witchenkare.blogspot.com/
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