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FC町田ゼルビア、ソニー仙台と引き分け-楠瀬監督代行で「再スタート」

難しい試合でキャプテンを務めた太田康介選手(中央)

難しい試合でキャプテンを務めた太田康介選手(中央)

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 日本フットボールリーグ(JFL)第18節、FC町田ゼルビアはホームでソニー仙台FCに1対1で引き分けた。観客数は3028人。

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 リーグ前半戦の結果を踏まえ、秋田豊監督を5日前に解任した町田。強化・育成統括本部長の楠瀬直木さんが監督代行としてチームの建て直しを図る。

 仙台とは勝ち点差1。逆境の中でも結果が必要な試合。楠瀬監督代行は開幕戦以来、ほとんど出場機会がなかった太田康介選手をスタメンに起用、キャプテンに指名した。「若い選手に一番尊敬されている。太田なら心中していいという、それくらいの男」(楠瀬監督代行)と信頼を置く。

 後半戦最初の試合は「COUMZマッチデー」。玉川大学・桜美林大学を中心に町田市近隣大学の学生が主体となり、ステージパフォーマンスやフェースペイントなどで会場を盛り上げ、ゴール裏のサポーターはゼルビアの頭文字「Z」の陣形でチームを鼓舞。電光掲示板には今年のチームスローガン「共闘」が表示された。

 試合は後半49分、鈴木孝司選手がアンデルソン選手のFKをヘディングで押し込み、町田が先制。75分あたりから仙台に押し込まれる中、太田選手は選手を激励、GK相澤貴志選手の好セーブで凌(しの)ぐも残り1分でCKから失点。引き分けで試合を終えた。

 「惜しい試合だったと思う。そう簡単にはいかないというのが率直な感想」と試合後の楠瀬監督代行。

 「前半戦はホームで負け越して今日も勝ちきれなかったが、選手はサポーターの後押しに『勇気づけられた』と答えた。先週、(選手らと一部サポーターの間で)いざこざがあったという話も聞いている。本当に申し訳ないと思っている。おわびに勝ち点3をと思ったが、勝ちきれなかった。それが今の現実なので、すがすがしく受け入れて明日からスタートしたい」とも。

 試合後、ゴール裏のサポーターから温かい拍手と声援が選手に送られていた。次のホームゲームは7月14日、横河武蔵野FCと対戦する。

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