「国内最大級のアートの生産地」相模原で10月13日より、アーティストの制作現場を紹介する「スーパーオープンスタジオ」が開かれる。
複数の美術大学がある相模原市と町田市・八王子市の一部エリアは、卒業・修了したアーティストが倉庫や廃工場を改築したスタジオを構えて作品を制作している。それらのスタジオを一斉に公開する同企画は6年目。
主催は今年から、アーティストの任意団体「Super Open Studio NETWORK」と相模原市が運営する「アートラボはしもと」(相模原市緑区大山町)による実行委員会形式に移行。運営体制の強化を行ったという。
期間中、24軒の共同スタジオ・100人を超える作家の制作現場を一般公開。全体のインフォメーションを兼ねる「アートラボはしもと」では関連企画「SOMETHINKS」を開催。参加スタジオから複数名のアーティストが企画を持ち寄り、11の展覧会を開く。
「野分、崇高(すうこう)、相模原」をテーマに据えて複数のスタジオで展開する企画展、点在するアトリエを訪問するバスツアー、美術活動に必要な資金について考えるシンポジウム、親子向けワークショップ、パフォーマンスなど多彩な企画を予定する。
開催時間は10時~18時。オープンのスケジュールは各スタジオによって異なる。水曜休館。観覧無料。11月4日まで。