FC町田ゼルビアは12月9日、町田ターミナルプラザ(町田市原町田4)で2018シーズン終了報告会を開いた。
熱心なサポーターが早朝から集まり、800人超で会場が埋まるなか、優勝争いにからむ4位の好成績を収めたゼルビア選手一同が舞台に並ぶと大きな歓声に包まれた。
来季もチームを率いる相馬直樹監督は冒頭、応援に感謝を述べるとともに、「最終戦後、優勝にあと1点だったことが分かって、なんとも言えない気持ちになった。今後この経験を生かしたい」と来季を見据える。キャプテンを務めた井上裕大選手は「目標6位を超える4位はとても誇らしい。来季はより上を目指していきたい」と話す。
今季でチームを去る選手の挨拶で、土岐田洸平選手は「チームをJ1に上げる決意で地元町田に戻ってきた。あともう少しというところまで来て、去らなければならないのは残念」と未練を残す。中村祐也選手は「最終戦、自分があと1点取れる立場にいたのにできなかった」と謝ると、サポーターからは「そんなことない、ありがとう」と声が掛けられた。
長年チームを牽引した鈴木孝司選手は「町田で過ごした7年間、いいことも苦しいことも様々な経験をした。ゴールのときに聞く自分のチャントが好きだった。この先も応援してほしい」と話すと、サポーターは「コージゴール」チャントを贈り、温かな拍手と感謝の声を掛けていた。GK高原寿康選手は引退後、指導者への道を歩むという。