ノジマステラ神奈川相模原のシーズン終了報告会が12月15日、小田急ホテルセンチュリー相模大野で開かれた。
野田朱美新監督を迎え、昨シーズンの3位を超える成績を狙った今季のステラ。なでしこリーグ開幕戦で白星を挙げたものの、その後は連敗。これまで未勝利だった強豪INAC神戸に連勝する一方、下位チームに勝ち切れず、6勝11敗1分の7位でシーズンを終えた。
シーズン中盤には、出場機会に恵まれなかった田中陽子選手が海外クラブへ移籍。創設当初からクラブに関わってきた山内渉代表が辞任。5月にアキレス腱断裂の重傷を負った小林海青選手がリーグ最終戦で先発に復帰する明るい話題もあったが、野田監督がリーグ戦終了後、体調不良で皇后杯を残してチームを離れ、契約満了でクラブを退団。波乱の多いシーズンとなった。
ノジマステラスポーツクラブの深井正吉社長は「厳しい結果。ただ、シーズン終了後に面談した選手全員が『もっとなんとかできた』と話すのを聞いて心強く思った。苦しいシーズンを支えてくれたスポンサーやサポーターらに感謝している。フェアなハートを持った選手が多いことを誇りに思う。来シーズンも強い気持ちで戦えるチームにしていきたい」などと挨拶した。
来賓の本村賢太郎・相模原市長は「1部リーグに定着し、カップ戦4位、皇后杯ベスト8の成績を挙げた。来年は東京オリンピックでブラジル女子チームが市内で事前キャンプを行う。優勝候補のチームと一戦を交えてスキルアップにつなげてほしい。ホームタウンチームが提案されているスタジアム構想については、しっかりと議論していきたい。来年も市民がワクワクするような活躍をしてほしい」などと期待を寄せた。