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不要になった本やCDで「児童労働の防止」支援 ブックオフと国際協力NGOがキャンペーン

シャプラニールのバングラディシュ支援センター

シャプラニールのバングラディシュ支援センター

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 ブックオフコーポレーション(相模原市南区古淵2)は現在、国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」と共同し、「児童労働のない社会」の実現を目指すキャンペーンを実施している。

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 国連が定めた「児童労働撤廃 国際年」の今年、世界の子ども10人に一人が労働に従事。従事数は年々減少していたが、コロナ禍で増加の危機に直面している。同NGOが支援するバングラデシュでは、長引く学校閉鎖を背景に中退や児童婚、児童労働が増加しているという。

 キャンペーンは、金ではなくモノで寄付・社会貢献するブックオフのシステムを利用。家庭で不要になった本やCD、DVD、ゲームソフトなどを同社が無料集荷し、買い取り相当額に同社が10%上乗せして支援活動の資金に充てる。本10冊の寄付が途上国の子どもへの授業1回分に相当する。同キャンペーンの目標金額は1,000万円。6月17日現在2687人が申し込み、達成率は約74%。

 シャプラニールは、教育や家事習得の支援、職業訓練を実施するとともに、意識啓発や政策提言で児童労働のない社会を目指す。「日本からの支援の気持ちと不要になった物品を教育などの支援に変えて現地に届ける」と広報担当者。

 寄付の申込みはキャンペーンサイトで受け付ける。

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