相模原市は6月1日より、自転車を共有するシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を活用した実証実験をスタートする。
シェアサイクルは、複数の駐輪場(ステーション)から、利用者がどこのステーションでも自転車を借りることができ、返却することができる自転車共有(シェア)のサービス。HELLO CYCLINGは、町田市や横浜市、八王子市などでも展開しており、相模原市と相互に行き来できる。
市内のステーションはJR横浜線や小田急線の駅周辺、市役所等の公共施設など23カ所(6月1日時点)で順次、増設予定。
利用者は、スマートフォンアプリで予約。利用したいステーションの場所や自転車の有無、電動アシスト付自転車の充電状況などを確認できる。料金は利用開始30分まで130円、15分ごとに100円、最大12時間まで1,800円。決済方法は、クレジットカード、携帯電話のキャリア払い、Pay Payなど。
市は、市内の公共交通機関の補完機能としてシェアサイクルを導入し、市民の日常生活での移動手段の確保と移動の選択肢を増やす。環境に優しい移動手段として、脱炭素社会の形成や市民の健康増進にもつなげる考えだ。
実験期間は2024(令和6年)5月31日までの2年間。結果検証で事業の継続性や効果が見込まれる場合には本格導入を予定する。