薬師池公園の「古代ハス」見ごろに-観蓮会やハス焼酎発売も

薬師池公園の「古代ハス」。ハスの花は7月の誕生花。花言葉は「雄弁」。早朝に咲き昼には閉じる。

薬師池公園の「古代ハス」。ハスの花は7月の誕生花。花言葉は「雄弁」。早朝に咲き昼には閉じる。

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 薬師池公園(町田市野津田町)の大賀ハスの花がピンクに色付き、見ごろを迎えつつある。

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 故大賀一郎博士が1951(昭和26)年、千葉県検見川の落合遺跡で2,000年以上前の古代ハスの実3個を発掘し、そのうち1個だけ発芽に成功した大賀ハス。円林寺(相原町)と個人宅(大蔵町)に株分けされ、それをさらに株分けしたものが薬師池公園に定植されている。

 薬師池公園のハス田は3,000平方メートル。ピンク色の花やつぼみが目立ち始め、早朝から観賞や写真撮影に訪れる人が増えている。

 町田酒販協同組合は7月28日から、薬師池公園の大賀ハスを原料とする焼酎「太古のめざめ」を市内の酒販店に出荷する。4月に収穫したレンコンで作る焼酎の味は「あっさりした味で飲みやすい」(同組合)。出荷数は約3,000本。価格は 1,050円(720ミリリットル)。

 8月2日の早朝6時~7時には観蓮会が開催される。1978年から始まった同会は今年で32回目。毎年約1,000人が訪れ、ハスの葉に注いだ酒や茶を、茎を通して飲む「荷葉酒(かようしゅ)」「荷葉茶(かようちゃ)」などを楽しむ。

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