大航海時代の「驚異の部屋」を版画で表現-町田・国際版画美術館

植物図譜 フローラの神殿より「夜の女王」 1800年、銅版、多色刷り

植物図譜 フローラの神殿より「夜の女王」 1800年、銅版、多色刷り

  • 0

  •  

 町田市立国際版画美術館(町田市原町田4)で8月8日、夏休み企画「版画がつくる 驚異の部屋へようこそ!展」が始まる。

[広告]

 大航海時代、15~18世紀にヨーロッパで流行した「驚異の部屋」の雰囲気を版画で表現する同展。「驚異の部屋」とは、ヨーロッパの王侯貴族が「新大陸アメリカ」からもたらされた珍しい貝や動物のはく製、鉱物や植物、宝石などを競って集め、自分専用につくった展示室。博物館や美術館の始まりと言われている。

 同展では、解剖図や動物図譜などの自然の驚異、怪異な空想の世界を描いたヨーロッパの版画をメーンに約100点、3部構成で展示する。パート1「自然の驚異」では、「フローラの神殿より 夜の女王」(ソーントン作、19世紀)、「ダゴディの解剖図」(ゴーディエ作、18世紀)など、複雑な技法で作られた版画による解剖図や美しい色刷り植物図譜を特集。

 パート2「怪物をさがせ」では、「傲慢と狂気」(テオドール・デ・フリー作、1558年)、「失楽園」(ジョン・マーティン作、1827年)など、怪物が描かれた作品を集めた。「年代記より 死者の踊り」(ハルトマン・シューデル著、1493年)、「貴婦人と死」(ハンス・ベーハム作、1541年)などさまざまながい骨を集めたのがパート3「踊る骸骨」。

 「描かれた事物の珍奇さと、精密な銅版技法や美しい色彩表現などの高度な技法の素晴らしさ、二つの驚きが楽しめる」(同館担当者)。

 開館時間は、平日=10時~17時、土曜・日曜・祝日=10時~17時30分。観覧料は、一般=400円、高校・大学生・65歳以上=200円。展覧会初日は無料。月曜休館。9月23日まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース