相模原のラーメン店が自作マニア向け通販開始-テスト用タレや魚粉など

江戸甘味噌をメインに白みそをブレンドした江戸味噌ラーメン。「自作時代に何度か失敗してあまりにも難しかったので、封印していた味噌タレ。ようやく納得のいくものができた」と大野さん。

江戸甘味噌をメインに白みそをブレンドした江戸味噌ラーメン。「自作時代に何度か失敗してあまりにも難しかったので、封印していた味噌タレ。ようやく納得のいくものができた」と大野さん。

  • 0

  •  

 自作ラーメンサイト管理人が出店した「一刀斎(いっとうさい)」(相模原市相模大野6)が2月、ラーメン食材のインターネットショップを開設した。

[広告]

 店長の大野さんは、ラーメンの作り方やレシピを公開する「ザ・自作ラーメン」の管理人。5年間のサイト運営を経て2008年6月、実店舗を出店。「メニューや味をいろいろ試したい」というオープン当初の狙い通り、ラーメンのメニューを突如変更して客を驚かせてきた。「これまでに、塩つけ麺から始まって、煮干ラーメン、まぜそば、みそラーメンなどを作った。気に入ったメニューを食べに来ていただいた客はびっくりするが、とにかくいろいろなラーメンをつくりたい」。

 現在は、昨年のヤフーラーメン特集「次世代ラーメン決定戦」で8位入賞した「逸刀流ラーメン」(800円)のほか、「江戸味噌ラーメン」(700円)と「ラーメン」(650円)を提供する。逸刀流ラーメンは、トンコツと鶏ガラを強火で白濁させたスープと魚介スープをブレンド、イワシ煮干しなどを香ばしく揚げた香味油、モンゴル岩塩と兵庫沖の塩にアジ煮干、昆布、シイタケなどをブレンドしたタレを合わせる。麺は2種類の国産小麦をブレンドした特注品。「今までにない味に仕上がったと思う」。

 ネットショップ開設の理由について、「自作のスープとタレを合わせて、うまくいかなかったとき、どちらが悪いのか分からないことがあった。信頼できるタレがあれば判断ができる。個人では入手が難しい、魚介の粉末や煮干などと一緒に販売しようと考えた」と説明する。

 商品は、塩ラーメンのタレ(360ミリリットル、430円)、江戸味噌ラーメンのタレ(300グラム、700円)、小鯛の煮干(1キロ、2,200円)、魚介香味油(300cc、800円)、麺(220グラム、150円)など。「サンマ節やイタヤ貝、アジの煮干、タイの煮干などの粉末も提供する予定」。

 今後の展開について、大野さんは「これからも新しいラーメンを作り続け、ラーメン対決にも挑戦していきたい」と意気込みをみせる。

※2016年4月頃閉店

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース