S.C.相模原、関東2部リーグ昇格‐戦力補強でJFL再挑戦へ

先制ゴールをあげたFW齋藤将基選手(右)

先制ゴールをあげたFW齋藤将基選手(右)

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 関東サッカーリーグ2部・入れ替え戦が1月16日、駒沢補助競技場で行われ、延長で2ゴールを決めたS.C.相模原(神奈川県1部1位)がSGシステム(関東2部6位)に3対1で競り勝った。相模原は関東2部リーグに昇格。

試合に臨むS.C.相模原イレブン

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 Jリーグ入りを目指す相模原は創設3年目の昨年、Jリーグ準加盟申請を行い、JFL昇格を決める全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場。敗退が決まっているチームに対して優位に試合を進めながら、まさかの逆転負けを喫し、あと一歩のところで昇格を逃した。

 神奈川県1部リーグでは、船越優蔵選手(元東京ヴェルディ)、古賀誠史選手(元ヴィッセル神戸)、森谷佳祐選手(元湘南ベルマーレ)などの経験豊富なJリーガーを揃えて圧倒的な強さで優勝するも、関東社会人サッカー大会で同じ神奈川県のチームに敗れ、今回の入れ替え戦に回った。

 同じ徹は踏めない今季最後の公式戦。一発勝負の緊張感が張り詰めるなか、相模原はボールを支配するが、守りを固めるSGシステムに対して攻撃の糸口をつかめない。逆に相手のカウンター攻撃に苦戦。スコアレスで前半終了かと思われた44分、相模原はMF坂井洋平選手の縦パスからキーパーと1対1になったFW齋藤将基選手が落ち着いて決めて先制する。

 しかし、後半開始早々53分、SGシステムの速攻に対し、ペナルティーエリア内でPKを与えてしまう。これを決められて同点。相模原は選手交代で攻勢をかけるも、決定機をことごとく外し、試合は1対1のまま10分ハーフの延長戦へ。相模原の望月重良代表兼監督は円陣を組んで選手に「一発決めれば勝てる」とげきを飛ばす。

 延長も相模原が優勢に試合を進めると前半7分、DF金澤大将選手のクロスボールに走りこんだ齋藤選手がヘディングシュート、追加点を奪う。勢いづく相模原は後半にも森谷選手がドリブルからミドルシュートを決めて3対1で勝利した。

 試合後、望月代表兼監督は「結果が全ての試合。少しの流れで結果が変わる難しさがあったが、選手たちは良くやってくれた。来季はこれまでの経験を生かし、新しい監督と選手を迎え、パワーアップしたチームにして再度、JFLにチャレンジする」と話す。

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