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町田の「せんべろ」立ち飲み店が1周年-下町定番メニューを提供

店の外観。店名は店主の母親が岐阜で開いていた焼き肉店からとった。

店の外観。店名は店主の母親が岐阜で開いていた焼き肉店からとった。

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 小田急町田駅そばの立ち飲み店「いちはし」(町田市森野1)が5月9日、オープン1周年を迎えた。下町定番メニューを安く提供し、常連客を増やしている。

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 場所は小田急町田駅から市役所に続くオフィス街の一角。店舗面積は3坪。「大通りに面しているので広告宣伝費がかからない分、家賃の高さを吸収できる。繁華街ではないが競合する店がないので出店を決めた」と店主の梅本さん。

 不動産会社を脱サラし、上野・浅草の人気立ち飲み店「たきおか」で4年間働いた。「自分で店を開くため一番忙しい店で経験しようと思った」と振り返る。地元で理想の物件に巡り合った。

 メニューは、牛すじ煮込み(450円)やモツ煮込み(250円)、やきとん(2本=220円~240円)、コブクロ刺し(200円)、アジフライ(220円)、ポテトサラダ(180円)など下町の定番を中心に提供。自家製の八丁味噌付きの生きゅうりなども取りそろえる。

 ドリンクは、生ビール(500cc=390円)、ホッピーセット(390円)、チューハイ(290円)、日本酒(260円)など。ドリンクは消費税増税後も価格を据え置いているという。「いわゆるセンベロ飲み屋だが、つまみを頼む客が多い」ことから客単価は1,500円。

 オープンして1年、客層は30~40歳代が多いという。「立ち飲みスタイルはまだ、町田の人にはなじみが薄いと思うが、景況感に左右されないニッチな業態なので出店に不安はなかった。1年維持できていることが成功」と梅本さん。「会社帰りに一杯引っ掛けていただければ」とも。

 営業時間は16時頃~23時30分。第2・4日曜定休。

※閉店

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