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相模原で「イングレス」初詣ツアー、博物館と大学の有志が企画

JAXA相模原キャンパスのロケットもポータル登録されている

JAXA相模原キャンパスのロケットもポータル登録されている

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 スマホゲーム「ingress(イングレス)」を使ったイベントが1月4日、淵野辺駅周辺で開かれる。主催は、神奈川工科大学情報学部情報メディア学科白井研究室と相模原市立博物館スタッフを中心とする「相模Ingress部」。

イングレス開発者と相模Ingress部メンバー

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 イングレスはグーグルが提供するスマートフォンの位置情報を利用した仮想上の陣取りゲーム。実際の構造物や史跡などの目標地点(ポータル)を訪れ、ポータル同士をつないで勢力を競い合う。最近では岩手県や横須賀市が観光振興や地域活性化に同ゲームを活用した取り組みを始め、全国のローソンがポータル化するなど広がりを見せている。

 相模Ingress部は、博物施設に足を運ぶ機会の少ない若い世代を対象に、地域を再発見してもらうことを目的に発足。10月から「イングレスを使った幅広い市民向けフィールドミュージアムの開発」をテーマに活動している。「博物館との取り組みは世界としても珍しいらしく、イングレス開発責任者のジョン・ハンケさんにも注目いただいている」と白井暁彦准教授。

 当日は、上級者と初心者のチームで相模原市内で指定ポータルを奪い合うほか、小惑星探査機「はやぶさ」が消息を絶った際、当時のリーダー・川口淳一郎JAXA教授が「発見祈願」に訪れた新田稲荷神社、JAXA相模原キャンパス、相模Ingress部の本籍地である相模原市立博物館を訪問。博物館では賀詞ポータルキー交換会を開く。

 「世界で最も濃いといわれる東京圏を含むセル中央に相模原が位置している。広い陣地を作るためには相模原のように史跡などが点在していて、それでいて広い領域を往来しやすく、人口密度がそれなりに高いエリアが高評価につながりやすいようだ」と白井准教授。

 開始時間は13時。相模Ingress部のサイトで参加登録が必要。締め切りは12月30日。参加無料。

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