暮らす・働く 学ぶ・知る

神奈川・大和市がイングレス活用事業 健康志向の若年層ターゲットに

  • 0

  •  

 大和市が5月26日、オンラインゲーム「Ingress(イングレス)」を活用した事業「YAMATO de Ingress」を実施すると発表した。

[広告]

 同事業は、市内でエージェントが活動しやすくなるような取り組みを進めることで、市の集客やPRにつなげることが目的。同様の事業は、神奈川県の市町村では横須賀市に次いで2番目。観光誘致を目的とする横須賀市とは異なり、市民の健康増進による地域活性化を考えているという。

 市の担当者は「市長が他所でのイングレス活用例に興味を持ったことが事業のきっかけ。庁舎内でエージェントを募った所、反応がなかったので私を含む4人のメンバーが試し、具体的に取り組むことになった」と話す。

 Google+ハングアウトで地元エージェントと接触を図り、両陣営から協力を得ることができたという。5月20日現在、市内のポータルは約600カ所。「隣の相模原市や町田市に比べると少ないが、地元と周辺市のエージェントで面白いことを仕掛けていきたい」と期待を寄せる。

 6月中にイングレスを紹介するホームページを開設し、市内ポータルを巡るミッションの紹介、体験記、手のひらサイズのマニュアルなどを掲載する予定。

 イングレスはグーグルが提供するスマートフォンの位置情報を利用した仮想上の陣取りゲーム。プレーヤー(エージェント)は実際の構造物や史跡などの目標地点(ポータル)を訪れ、ポータル同士をつないで勢力を競い合う。今年の文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で大賞を受賞している。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース