特集

ここにはたしか!
♯014 家具の大正堂、ヒットパレード、ソフマップ

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町田在住のライター&編集者の多田洋一さんが、「町田のちょっと懐かしい」を訪れ、今はなき店や出来事に思いをはせる、ゆるノスタルジー系連載。

♯014 家具の大正堂、ヒットパレード、ソフマップ

こんにちは、多田洋一です。本に関わる仕事をしていて、町田市在住。バブル経済の頃から〝すごい人〟になっちゃったユーミンにおののいて、しばらくはご無沙汰が続いていたのですが、あれは1994年の秋。朝のNHKから毎日、必殺の美しい曲が流れてくるようになって...「春よ、来い」でした。なんか、22世紀の教科書には与謝野晶子とか樋口一葉とかと一緒に名前が掲載されているんじゃないか、と松任谷由実の〝すごい人〟っぷりに別の意味も感じ始めたのでした。

さて、写真の場所...この<おてんとうさま>の絵の奧は、中央が町田バスセンター、右がパリオで左は西友。横浜線をくぐれる細い通路なんですが、なんか私には、なじみのある<抜け道>だったり。もう少し線路沿いの古淵寄りには、自動車も通り抜けできる通路があって、むかしから国道16号鵜野森交差点の渋滞地獄を回避するジモティな車が、歩行者スレスレにけっこう飛ばしたりしていて(安全運転!)。いまは市役所への近道、みたいにもなっているのかな?

ええと、写真の通路へと話は戻りますが、後方左側にはセブン−イレブン 町田駅西店があって、けっこう利用しています。それで、前世紀には同店からいまのヨドバシカメラのほうへ抜けていく境川手前のどこかに、プレハブの貸しレコード屋さんがあったのです。「ヒットパレード」という、かなり先鋭的な品揃えのお店で(私がバイトしてた森野1丁目の「たいむ」もいい勝負だったんだけど...ちょっと負けてたかも/連載第1回参照)、個人的には借りにいくというより、レンタル落ちを狙ってゲット! で通っていたのです。The Dream Academy ‎の「Life In A Northern Town」の12インチは、ここで「めっけた!」と格安購入したはずなんだけど...って、こんな自慢も「音楽は定額でネット経由」の時代には、なんか、恥ずかしい。

...すいません、もう一度通路に戻ります。バスセンターのところ西友には、一時期大きなソフマップとレコファンも入っていましたよね。そして西友の隣、いまのラウンドワン町田店のところが、かつては家具の大正堂だった記憶が...。駅近くのけっこうスマートなビルの中に、家具がびっしり! どうやって搬入搬出していたのか、不思議。そして3年くらい前、この近くの熊本ラーメンのお店に初めて入って食券に<博多ラーメン>があったので券を買って渡したら「うちは熊本ラーメンだよ」と...メニューに載ってるのに、なぜ!? ここらへん、不思議な一画です。

【プロフィール】
多田洋一(ただ・よういち)
フリーランスのライター&編集者。雑誌での取材や映画/テレビドラマのノベライズ等。2010年より年1回、個人主宰の文芸創作誌「ウィッチンケア」を発行。第9号は2018年4月1日に出ます!
http://witchenkare.blogspot.com/