相模原市立博物館で12月6日、小惑星「リュウグウ」サンプルの一般公開が始まった。

オープニングセレモニー

　はやぶさ2カプセル帰還1周年を記念した企画で、直径約2ミリの粒子2個を展示。オープニングセレモニーには、國中均JAXA宇宙科学研究所長、津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネージャらが出席。サンプル分析状況の報告や、はやぶさ2スイーツと「宇宙トマト」グルメも披露された。

　サンプルは水や炭素、有機物を含み、太陽系の情報が保持されているという。「がっかりするような小さな粒であるが、大きな賜物が入っている。世界の研究者を動員した分析が着々と進んでいる。成果を楽しみにしてほしい」と國中所長。津田マネージャは「小さいサンプルに宇宙が詰まっている。多くの人に見ていただきたい」と呼びかける。

　サンプル一般公開は12月12日まで。事前申し込みで満員の今週末を除き、当日整理券を配付して観覧を受け付ける。観覧無料。