アメリカンフットボール社会人リーグ「X1スーパー」レギュラーシーズン第4節が10月22日、富士通スタジアム川崎（川崎市川崎区）で行われ、ノジマ相模原ライズが電通キャタピラーズに46対7で勝利した。

　春季のパールボウルトーナメントで準優勝したライズは、日本一を決する「ライスボウルトーナメント（以下、RBT）」優勝を期して秋季を迎えたが、まさかの開幕3連敗。プレーオフ進出へ、崖っぷちに追い込まれた。

　ライズのキックオフで試合開始。相手の最初の攻撃を抑えると、クオーターバック（QB）カート・パランデック選手がパスや自身のランでゴール前1ヤードに迫り、ランニングバック（RB）阿部快斗選手がエンドゾーン内に飛び込んで先制。次の攻撃でもQBパランデック選手がディフェンスライン（DL）フィリップ・レッドワイン選手へのタッチダウン（TD）パスを決める。

　第2クオーター開始早々、キャタピラーズがTDを決めるが、その直後、QBパランデック選手がワイドレシーバー（WR）明松大雅選手への34ヤードTDパスを通す。続くキックオフで相手ファンブルをRB川上理宇選手がリカバーし、キッカー（K）佐藤太希選手の32ヤードフィールドゴール（FG）に結びつける。前半終了間際には、相手FGをディフェンスバック（DB）渡辺健太選手がブロック。そのボールを新人のDB植田昂志郎選手が拾い上げて63ヤードをリターンすると、QBパランデック選手がタイトエンド（TE）定成吉輝選手へのTDパスにつなげてリードを広げる。

　後半、最初の攻撃でライズはQBパランデック選手のパスやRBデレク アキラ ウィリアムス選手のランプレーで相手陣地に攻め入ると、最後はTE定成選手へのTDパスを通す。その後ライズは、フィールドゴールなどで加点した。

　「今日はいい試合ができた」とライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチ（HC）。次節は11月4日、相模原ギオンスタジアムでアサヒ飲料クラブチャレンジャーズと対戦。今季唯一のホームゲームでありRBT出場を懸けた大事な一戦となる。

　城ヶ滝HCは「RBTに進出するには、6点以上の差で勝つ必要がある。相手も負けたらプレーオフはないので、激しい戦いになる。地元ファンのみなさまの応援を力にし、必ず勝ってRBTに進む」と意気込みをみせる。