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相模原ライズ、ベスト8終戦 ラストプレーでIBMに逆転許す

 ランで80ヤード、パスで50ヤード相手防御を切り裂いたランニングバック(RB)吉澤祥選手。photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pics

 ランで80ヤード、パスで50ヤード相手防御を切り裂いたランニングバック(RB)吉澤祥選手。photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pics

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社会人アメリカンフットボールX1スーパーのプレーオフ「ライスボウルトーナメント(RBT)」準々決勝が11月19日、横浜スタジアム(横浜市中区)で行われ、ノジマ相模原ライズがIBMビッグブルーに21対24で敗れた。観客数は1319人。

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 開幕3連敗からチームを立て直してRBT進出を果たしたライズ。接戦で連敗しているIBMは今季、クオーターバック(QB)にXリーグ屈指のタッチダウン(TD)パス成功数を誇る政本悠紀選手に加え、ランプレーにも強いビクター・ビラモンテス選手を新たに迎えた難敵。

 試合前の記者会見で、ライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチ(HC)は「オフェンス力の強いチーム。なんとかくらいついていきたい」、IBMのケビン・クラフトHCは「ハングリーなチーム。プレッシャーを感じているが、立ち向かっていく」とそれぞれ意気込みを見せる。

 試合は第1クオーター(Q)序盤、ライズのQBカート・パランデック選手がワイドレシーバー(WR)クリス・ヴォーン選手への55ヤードTDパスを通して先制。続くIBMの攻撃を、ラインバッカー(LB)フィリップ・レッドワイン選手のQBサックで封じると、次の攻撃で、QBパランデック選手が自身のランでTDを決めてリードを広げる。第2Q、IBMにTDを決められるも13対7で試合を折り返す。

 後半もライズが先制。WR小林篤実選手のランプレーでTDを決め、さらにQBパランデック選手がタイトエンド(TE)吉田武蔵選手へTDパスを通して2ポイントコンバージョンを成功。一方、IBMも次の攻撃でTDを決める。さらに第4Q最初の攻撃でIBMがTDパスを決めて同点。

 終盤、ライズは敵陣26ヤードに迫った場面でフォースダウン。今試合フォースダウンギャンブルを2回失敗しているライズは43ヤードフィールドゴール(FG)を狙うも不成功。残り1分4秒で攻守交代し、最後に56ヤードFGを決めたIBMが試合を制した。

 城ヶ滝HCは試合後、「敗戦の責任は自分にある。第4Qフォースダウンの場面での判断ミスを重く受け止めている。選手たちはよくやった」と選手を称える。

 「今年3月からライスボウル勝利に向けてチーム一丸となり、強いチームに成長した。その道が途絶えて非常に残念。来年、さらに強いライズになって帰って来る」とファンに誓う。

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