FC町田ゼルビア、JFL後期開幕3連勝-「Jリーグ」昇格条件に迫る

「育ててもらったガイナーレに勝つことは町田に来たときの目標だった」と話すGK修行選手(右)©山田浩一郎

「育ててもらったガイナーレに勝つことは町田に来たときの目標だった」と話すGK修行選手(右)©山田浩一郎

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 日本フットボールリーグ(JFL)後期第3節が7月19日、町田市立陸上競技場(町田市野津田町)で行われ、FC町田ゼルビアは1対0(前半1対0)でガイナーレ鳥取を破った。観客数は3,861人で最多記録を更新した。

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 この日は、Jリーグ昇格を目指す反転攻勢プロジェクト「7.19町田倍増計画」実行の日。小田急線鶴川駅から競技場までの無料直通シャトルバスを運行したほか、サンリオピューロランドの人気キャラクター「バッドばつ丸」を招待。これまでの最高観客数2,514人を大きく上回る観客を盛り上げた。

 対戦相手は、ゼルビアと同じくJリーグ昇格を目指す準加盟クラブで現在3位の強豪、ガイナーレ鳥取。前半11分、先発に復帰したMF石堂選手のコーナーキックをDF森川選手が頭で合わせ今季初ゴール。前半30分以降はガイナーレ鳥取ペース。サイド攻撃、サイドチェンジを繰り出しゼルビアゴールに迫るが、ゼルビア選手の体をはったディフェンス、古巣の鳥取相手に闘志を燃やすGK修行選手がファインセーブを連発、1対0のまま勝利を収めた。

 セルビアはJFL全18チーム中、唯一の後期開幕3連勝。ついに白星が先行し、10位浮上。Jリーグ昇格条件4位までの勝ち点差を「4」に縮めた。

 試合後の談話、戸塚監督は「鳥取のサイド攻撃への対応ができた。選手がJFLのスピードと強さに慣れてきて、自分たちのサッカーができるようになってきた。この3連勝は大きな自信になる。後期の成績は1位になろうと選手に言っている。Jリーグ昇格条件の4位以内も視野に入った。次の試合もコンディションを整えて良い結果を出したい」。

 森川選手は「大勢の観客の前でプレーできて、テンションが上がった。ゴールは、マークを外したところで、ピンポイントでボールを合わせることができた。得点後、苦しい時間が続いたが無失点でおさえることができた。ゴール前だけは絶対にやられないということを強く思っている。これからも一試合ずつ勝ちをとって、4位以内に入ってくればもっと観客が増えると思う」とコメント。

 修行選手も「育ててもらったガイナーレに勝つことは町田に来たときの目標だった。試合終了の瞬間は感極まった。チームは前節の後半から球ぎわで負けなくなってきた。目の前の試合に100パーセント力を出して戦いたい」と意欲をみせる。

 次の公式戦は7月25日、Honda都田サッカー場でHonda FCと対戦する。

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