イスラエル侵攻下「ガザ」の現状を伝えるドキュメンタリー-町田で上映

「レインボー」の一場面、犠牲者一人ひとりの顔を象徴する砂のレリーフ

「レインボー」の一場面、犠牲者一人ひとりの顔を象徴する砂のレリーフ

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 イスラエル侵攻下「ガザ」を舞台にしたドキュメンタリー「レインボー」の上映会が1月18日、勝楽寺(町田市原町田3)で行われる。

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 同作品は2004年5月、イスラエル軍がパレスチナ南部ラファ地区の一般市民の住居を破壊し、多数の死傷者を出しながら侵攻、強制退去を迫った「レインボー」作戦を取材したもの。

 パレスチナで生まれ育ったアブドゥッサラーム・M・A・シャハーダ監督がラファを訪れ、破壊された住居を見ながら、攻撃の犠牲となった人々の話を聞く。犠牲者一人ひとりの顔を象徴する砂のレリーフを作る芸術家の言葉、度々登場する海の映像を交えながら、過酷な現実を詩的・象徴性豊かに映像で表現。第14回地球環境映像祭で芸術性が高く評価され、アース・ビジョン大賞を受賞した。

 上映終了後には、現代アラブ文学が専門でパレスチナ情勢に詳しい京都大学大学院人間・環境学研究科准教授の岡真理さんが講演を行う。岡さんの著書には「アラブ・祈りとしての文学」(みすず書房、2008年)、「棗椰子(なつめやし)の木陰で_第三世界フェミニズムと文学の力」(青土社、2006年)などがある。

 上映会を主催する「STEP by STEP平和」の柏原さんは「昨年末から始まった、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃による死者は1月11日現在800人を超え、そのうちおよそ4割が子どもや女性だと言われている。このことをどう考え、何ができるかを一緒に考え、行動しましょう」と呼びかける。

 開催時間は18時30分~21時。参加費は500円。前売り・問い合わせは、同団体(TEL 080-3029-6982、メール tokiko-k@muf.biglobe.ne.jp)まで。

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