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町田市、仮設棟の建設で「来年のJ2地元開催」後押し-市議会に説明

町田市立陸上競技場

町田市立陸上競技場

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 町田市は10月24日の町田市議会・全員協議会で、FC町田ゼルビアが来年のJ2ホームゲーム全試合を地元で開催できるよう、町田市立陸上競技場(町田市野津田)に仮設棟を建設する予定だと説明した。

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 市は「J2仕様」を満たすため、同陸上競技場メインスタンドなどの改修工事を行うが、工事期間中の代替スタジアム確保が難しいことから、6日付けのJリーグ専務から副市長宛の文書に対応し、案を作成した。来年3月のJ2開幕までにピッチとメインスタンドの間に仮設棟を設置。改修工事中も公式戦が開催できるようにする。工事費は約2億円。同競技場の指定管理者が建設し、市はリースする予定。

 「懸案だった代替スタジアムを確保する案だけでなく、盛り上がっている町田で開催する案を提示できないかというJリーグからの投げかけがあった」(文化スポーツ振興課の笠原課長)。

 市議会は4日、同競技場をJ2仕様に改修する整備事業(総事業費21億840万円)を賛成多数で可決した。今後、再支出が必要となる同案への対応を検討する。「仮設棟を設置する陸上トラックが使えなくなるため陸上競技関係者の理解を得る必要もある」(笠原課長)。

 ゼルビアのJ2昇格については、Jリーグが28日にクラブを訪問して経営状況をチェックするほか、来月1日にJチェアマンがクラブ社長と町田市長にヒアリング。12月11日のJFL最終戦でゼルビアが4位以内を確定すれば、その数日後に開かれるJリーグ理事会で確定する。

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