相模原の中山間地で10月1日、超小型EV車を使った観光促進の実証実験がスタートする。運営事務局は藤野観光協会。

　車両は、前後二人乗りの日産ニューモビリティコンセプト。横浜市で今年3月まで大規模カーシェアリングの市民参加型実証実験で利用された。

　相模原で導入する車両は、藤野地区での観光客の新たな交通手段としての活用可能性を検証するため、緑区役所が昨年度、国土交通省関東運輸局の認定を受けて公用車として使っていた。

　実証実験は、藤野駅前に7月オープンしたテレワークセンター「森のイノベーションラボFUJINO（森ラボ）」の利用者を主なターゲットとする。緑区役所地域振興課の担当者は「仕事の合間、食事やちょっとした観光に出かける際に利用いただくことを想定している」と説明する。

　利用には予約が必要。藤野交通（TEL 042-687-3121)が9時～19時に受け付ける。利用時間は平日の9時～17時。1日1組限定で、レンタル費用は無料。運転には普通自動車免許が必要。実証実験の期間は11月末までの予定。