日蓮宗久住山宏善寺(町田市本町田)が10月3日、境内に約500個の灯籠をともす「宏善寺燈火会(とうかえ)」を開く。2018(平成30)年以来、コロナ禍を挟み約8年ぶりの開催となる。
燈火会は2017(平成29)年に初開催し、翌2018年には年2回実施した。今回で通算4回目。当日は17時ごろから20時まで、参道から仁王門、本堂へと続く境内に灯籠を並べる。来場者は灯籠カップに絵や願い、思いを書き込み、無料で奉納できる。大人も子どもも参加でき、書かれた灯籠がそのまま境内の風景の一部となる。
19時からは、光を用いたライブビジュアルパフォーマンス「TIME PAINTING」で活動する仙石彬人さんが出演する。2004(平成16)年から、この表現活動を続ける仙石さんは3台のOHP(オーバーヘッドプロジェクター)を楽器のように同時に操り、その場で生まれ変化し続ける光の絵で、本堂を舞台に一夜限りの風景を描く。インドをはじめ国内外の寺院で活動してきた仙石さんの表現が、「明かりを通じて、人と人、人と寺をつなぐ」という今回の趣旨と重なることから出演を依頼したという。
飲食ブースには、京都のビリヤニ専門店「INDIA GATE」が出店する。仏教とインドの深い関わりにちなみ、だしやスパイス、季節の食材を組み合わせた同店オリジナルのビリヤニを販売する。
宏善寺の住職は「寺がもっと身近な場所になってほしいという願いから燈火会を始めた」と話す。「灯籠の優しい明かりに包まれた境内で、家族や友人と語り合ったり、静かに夜空を見上げたりするひとときが、皆さまの心を和らげる時間になれば」と来場を呼びかける。父から子へ、子から孫へと世代を超えて訪れたくなる寺でありたいとの思いも、燈火会には込められているという。
入場・奉納は無料。小雨決行。一般来場者用の駐車場はない。会場へは、町田バスセンター11番乗り場から「藤の台団地行き」バスに乗車し、「養運寺」バス停で下車、徒歩約9分。