見る・遊ぶ

町田ゼルビア、横浜FMと激闘ドロー リーグ唯一の無敗維持

 FC町田ゼルビアは9月12日、MUFGスタジアム(新宿区)で行われたJ1リーグ第7節で横浜F・マリノスと対戦し、1-1で引き分けた。

[広告]

 開幕から6試合を5勝1分で終え、リーグ唯一の無敗を維持して首位に立つ町田と、上位浮上を狙う横浜FMによる注目カード。スタンドには4万8623人が詰めかけ、2024年の浦和レッズ戦で記録したクラブ主催試合最多の4万8887人に迫る大観衆が熱戦を見守った。

 試合前からスタジアムは独特の熱気に包まれた。アウェー側ゴール裏を埋めた横浜FMサポーターが大音量のチャントを響かせると、町田サポーターも応戦。両クラブの意地がぶつかる一戦にふさわしい雰囲気の中でキックオフを迎えた。

 その空気を後押しにしたのが横浜FMだった。立ち上がりから前線の選手が激しくプレッシャーを掛け、球際でも強度の高いプレーを連発。町田は自陣からのビルドアップに苦しみ、なかなか前進できない時間が続く。

 先制点は12分。横浜FMは右コーナーキックを獲得すると、松村晃助のキックに合わせた谷村海那がヘディングシュートを決める。今季リーグ戦でゴールを量産するストライカーの一撃で、アウェーチームがリードを奪った。

 前半は横浜FMのペースだったが、後半に入ると町田が修正力を見せる。中盤の立ち位置や選手間の距離感を整理しながら押し返し、ボールを握る時間を増やした。相馬勇紀らを起点にチャンスをつくり、ゴールへ迫る場面も増えていく。

 それでも横浜FMの守備は粘り強かった。町田の攻勢をしのぎながらカウンターで追加点を狙い、試合は終盤へ。81分、町田にアクシデントが起きる。MF明本考浩がこの試合2枚目の警告を受けて退場。首位チームは残り時間を10人で戦うことになった。

 それでも町田は下を向かなかった。退場直後の84分、相手陣内での攻撃からゴール前にこぼれたボールにDF望月ヘンリー海輝が反応。左足で放ったシュートは相手選手に当たってコースが変わり、そのままゴールへ吸い込まれた。数的不利の中で生まれた執念の同点弾に、町田側スタンドは大きく沸いた。

 試合後、望月は「ウイングバックがあそこに入っていくことは常に意識していた。こぼれてきたボールに思い切って足を振った」とゴールシーンを振り返った。また、「退場者が出たときもチームとして点を取りに行こうと話していた。それを実直にやった結果がゴールにつながった」と語り、チーム全体で攻撃姿勢を貫いたことを明かした。

 横浜FMのスティーブ・コリカ監督は「無敗で自信を持つ相手に対して良いパフォーマンスができた。後半のカウンターのチャンスを決め切れなかったことだけが残念だった」と振り返った。一方、町田の黒田剛監督は「1人少ない状況の中で勝ち点1を取れたことはポジティブに捉えたい」と評価した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL