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ペスカドーラ町田、劇的同点弾 次節の首位対決に望み

残り1秒で同点弾を放った山中選手

残り1秒で同点弾を放った山中選手

 Fリーグ2026-27ディビジョン1第13節が9月27日、町田市立総合体育館で行われ、2位のペスカドーラ町田は3位しながわシティと対戦し、2-2で引き分けた。優勝争いの行方を左右する上位対決は、39分39秒に生まれた山中翔斗選手の劇的な同点ゴールで決着した。観客数は1887人。

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 約2カ月ぶりのホームゲームは町田のゴレイロ、ビゴージのシュートで幕を開けた。攻守の切り替えが激しい展開の中、町田はしながわのゴレイロとして古巣との対戦に臨んだイゴールの好守にも阻まれ、得点を奪えない時間が続く。

 均衡が破れたのは前半残り1分。しながわはコーナーキックからカイオ ペドロが押し込み先制に成功する。しかし、その直後にペドロがレッドカードを受けて退場。数的優位となった町田はゴレイロを攻撃参加させるパワープレーで攻め込んだが、しながわはフィールドプレーヤー3人で粘り強く守り、1-0で前半を終えた。

 後半に入っても、しながわの勢いは衰えなかった。町田は退場による数的優位が続く時間帯で決定機を生かせず、相手の素早い寄せと球際の強さに苦戦。思うように攻撃を組み立てられないまま追加点を許し、2点を追う苦しい展開となった。

 さらに後半にはしながわにアクシデントが発生した。町田が最終ラインでボールを奪ってゴールへ迫ると、攻撃参加のためゴールを空けていたイゴールが全力で自陣へ駆け戻り、失点の危機を回避。その際に負傷し、途中交代となった。試合を通じて好プレーを見せていた守護神の離脱は、しながわに痛手となった。

 後がなくなった町田は32分から再びパワープレーに移行。すると35分、中村心之佑選手がゴール前の混戦から倒れ込みながらもゴレイロをかわして得点し、1点差に迫った。

 それでも時計の針は刻々と進み、しながわが逃げ切りに近づく。しかし町田の選手たちは最後まで諦めなかった。39分39秒、山中選手がドリブルで中央へ持ち込み、左足を振り抜く。シュートはゴール前を固めるしながわの守備陣の間を抜け、そのままゴールネットへ突き刺さった。

 土壇場で追い付いた町田は2-2の引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1を獲得。首位の名古屋を勝点差6で追う。

 試合後、ルーカスコーチは「この2チームの対戦は難しい試合になると予想していた。最後のところで点が取れて、タイトル争いに残れる形になった」と振り返った。一方で「勝ちきれなかったのはすごく悔しい」とも語り、勝利を逃した無念さものぞかせた。

 キャプテンの甲斐稜人選手は「勝てるか勝てないかで自分たちの優位性が大きく変わる試合だった。勝ち点3を落としてしまったのはもったいなかった」と総括。「五分五分のボールを負ける回数が多かった。アグレッシブさが足りなかった」と反省を口にしながらも、「最後まで諦めている選手は誰一人いなかった」とチームの執念を強調した。

 また、次節の名古屋戦に向けては、「勝つか負けるかで(優勝争いが)決まってしまう試合。ただ、名古屋に勝ったからといって余裕が生まれる立場でもない」と気を引き締めた。その上で、「相手がどうこうではなく、自分たちに目を向け、自分たちのやるべきことをやれるようにしたい」と話す。

 勝利目前で追い付かれたしながわのクラウジオ モレイラ監督は「最後の1秒で隙を見せてしまった」と肩を落とした。その一方で、「(フィールドプレイヤーが)4対4なら町田に失点しないという自信があった」と試合内容には手応えを示し、「パワープレーへの対応も含め、ほぼ狙い通りにゲームを運ぶことができた」と振り返った。

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