英ポップバンド「High Llamas（ハイラマズ）」の来日公演が2月21日、「簗田寺（りょうでんじ）」（町田市忠生2）で行われる。招へいは「saitocno（サイトクノ）」（町田市忠生2）。

　ハイラマズは1991年、ショーン・オヘイガンさんを中心にロンドンで結成。ステレオラブやコーネリアス、マウス・オン・マーズ、ジム・オルークなどのアーティストとの交流を通じて、1990年代のアンダーグランド・ポップシーンのトップアーティストとなった。結成当時は、ヴァン・ダイク・パークスやビーチボーイズの影響を前面に押し出した音づくりで、「スマイル以降のビーチボーイズ最高傑作」と絶賛された。現在は、音のハーモニーや趣向を深め、独自の世界を確立。アメリカ・オルタナティブロックの最高峰レーベル「ドラッグシティ」などから8枚のアルバムをリリースしている。

　来日は9年ぶり3度目。ツアーは6人のフルメンバーとショーン・オヘイガンさんのソロ、計5公演を京都、名古屋、東京で行う。簗田寺は最終公演。共演は、「kazumasa hashimoto」と「アドバンテージ・ルーシー」。

　招へいしたサイトクノは、簗田寺を拠点に音楽や本を制作するクリエーティブユニット。同寺を、巻上公一さんやトクマルシューゴさん、タラ・ジェイン・オニールさん、アイダなどのライブ会場として利用してきた。

　サイトクノのメンバー、齋藤紘良（こうりょう）さんは、ポップバンド「Saturday Evening Post（サタデーイブニングポスト）」のリーダーでもある。「ハイラマズは大好きなバンド。昨年、イギリスでメンバーと会った際に来日したいと言っていたので、応えることにした。前回公演以上のパフォーマンスと美しいコードワークをライブで体験してほしい」と話す。

　開演は18時30分。チケットは、前売り＝4,000円、当日＝4,500円。公演会場とサイトクノで販売する。