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町田市出身・太田宏介選手がゼルビア入団 プロ17年目の「必然」

左から大友社長、太田選手、唐井GM

左から大友社長、太田選手、唐井GM

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  FC町田ゼルビアは7月20日、太田宏介選手の入団会見を開いた。

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 太田選手は1987年生まれの34歳。ポジションはDF。つくし野SSS、FC町田、麻布大学附属渕野辺高校を経て、横浜FCでプロデビュー。清水エスパルスやFC東京、フィテッセ(オランダ)などで活躍。日本代表として国際Aマッチに7試合出場した。昨シーズンはパース・グローリーFC(オーストラリア)に所属。シーズン終盤の今年3月にケガを負い、契約期間内のオフシーズンに退団している。FC東京時代にはランコポポヴィッチ監督のもとでプレーし、長谷川アーリアジャスール選手と親交が深いという。

 ゼルビアは、ポポヴィッチ体制でのJ1昇格プロジェクト最終年。現在はプレーオフ圏際に付けているものの、中盤~守備陣に負傷者が出ているなか、現在の選手追加登録期間(ウインドー)での補強に力を入れている。

 唐井直ゼネラルマネジャーは「FC町田出身者をゼルビアに迎え入れる、町田の少年サッカー関係者にとって記念すべき日。家(クラブハウス、練習場)があることも入団への大きなモチベーションになったのでは。練習では、太田選手のクロスを鄭大世選手がねじ込むシーンがあった。野津田で何度も見たいと思わせる補強」と話す。

 大友健寿社長は、高校時代の太田選手と対戦したエピソードを披露。「小さい頃から知っているが、改めてすごい選手だと思った。アカデミー出身者がゼルビアに戻ってきてくれて誇りに思う」と感慨深そうに話す。「(施設が完全に整って)地元から世界を目指せるタイミングに、世界を経験した選手が加わることはアカデミーの子どもにとっても大きい」

 太田選手は「ゼルビアのエンブレムを背負ってこの場にいることを誇りに思う。プロになって17年間、このクラブを気にかけていた。J1昇格を実現するためにチームを引っ張っていく。『町田の太田宏介』としてよろしくお願いします」と挨拶。入団について、「タイミングがすべてで運命というより、必然と感じている。シーズンは残り15試合。日々の練習に全力で取り組み、チームに貢献する」などと話す。

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