J3リーグ第5節が3月15日、相模原ギオンスタジアム（相模原市南区下溝）で行われ、SC相模原は奈良クラブと1-1で引き分けた。入場者数は1262人。

　前節にアウェーで勝利し、2勝1分2敗の五分に戻した相模原。加入直後のオリグバッチョ・イスマイラ選手が先発メンバーに名を連ねた。イスマイラ選手は日本ではこれまでに福島ユナイテッドFC、京都サンガF.C.、栃木SCでプレーしたゴールゲッター。

　試合は奈良が相模原を押し込む時間が長くなるも、ロングボールを受けたイスマイラ選手が度々、奈良ゴールを脅かす。すると7分、左サイドに抜け出したイスマイラ選手が中央に折り返したところを武藤雄樹選手が合わせて先制。奈良は20分、神垣陸選手のクロスを田村亮介選手が頭で押し込み同点。後半は互いにチャンスをつくるも得点には至らず、勝ち点1を分け合った。

　試合後、相模原の高橋健二ヘッドコーチは「前半は思ったような展開にならなかった中、後半は良くなったと思いますけど、勝ち切らないといけなかった」と振り返り、イスマイラ選手について「いろいろなチーム事情も踏まえて、コンディションが100ではないことも重々承知の上で起用した。課題はあったが、初ゲームとしてはアシストも記録して良かった」などと話す。

　相模原の次のホームゲームは3月26日、ルヴァンカップ1stラウンド1回戦で清水エスパルスと対戦する。