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ノジマステラ相模原、皇后杯初ベスト4 尾山キャプテン「最後の戦い」へ

最後の大会に臨む尾山キャプテン

最後の大会に臨む尾山キャプテン

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 女子サッカーのノジマステラ神奈川相模原は12月21日、皇后杯全日本女子サッカー選手権大会(以下、皇后杯)準決勝でジェフユナイテッド千葉レディースと対戦する。

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 男子の天皇杯に相当する同大会でステラは初のベスト4。チーム創設以来キャプテンを務めてきた尾山沙希選手にとって最後の大会。「初のベスト4で終わるのではなく、決勝進出、初優勝を目指す」と意気込みを見せる。

 初参戦のなでしこリーグ1部最終戦でぎりぎりの残留を果たしたステラ。その後の練習試合でリーグ3位の浦和レッドダイヤモンズレディースに初勝利して以降、無敗を続ける。「今の私たちには自信がある」(尾山選手)。

 「リーグ戦は順位のプレッシャーがあって思うような結果が出せなかった」と菅野将晃GM兼監督。「苦しんだシーズンの最後の締めくくりで思い切りよく戦える。目指してきたステラのサッカーを大きな舞台で発揮し、いい試合をして勝利を得られたら最高」。

 退団を発表した、尾山選手含めた創設メンバーの是川友利恵選手、長澤まどか選手の3人、ミッシェル・パオ選手、権野貴子選手にとっては最後の大会になる。

 「サッカー人生最後の試合。これからもチームと私を応援してほしい」(尾山選手)、「1部で戦えたことをうれしく思う。ステラでサッカー人生を終えることができて感謝している」(長澤選手)、「6年間幸せだったと心から感じている。うまくいかないこと、苦しいことの方が多かったが自分の成長につながった。財産だと思う」(是川選手)。3選手は引退し、新しい人生を歩むという。

 「濃い3年間、みんなで笑って終わりたい」と話す権野選手はオルカ鴨川FCへ移籍。「日本語が喋れず、分からないことが多かったが、みんなは優しかったし、楽しかった。ステラはいいチーム。皇后杯で熱い応援をしてほしい」と話すパオ選手はサッカーとは違う仕事に就くという。

 皇后杯前の最後の練習試合(対神奈川大学)は8対0と快勝。「リーグ戦後半とここまでの皇后杯では点が取れていなかったので、全体的にいい感じになっている。今シーズンの最初よりも質の面で1部のチームらしくなってきた」と菅野監督。千葉について、「こちらが攻めていてもあわてずに一発を決める力がある。攻めているなかで決め切らないと、相手の流れになる」と警戒しつつ、「ここまでやってくれた選手の最後の大きな舞台になればいいと思っている」と話す。

 キックオフは19時5分。試合はNHK-BS1で生中継される。決勝戦は同24日。

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